界面活性剤って何??? (その弐)
- 2011/09/09
- 11:08
おはようございます。本日もわたくしNが昨日に引き続き
『界面活性剤』
について少し深く掘り下げてお話ししたいと思います
昨日のブログで
「界面活性剤とは2つの物質の界面に作用し、表面張力を低下させる液体のことをいう」
とお伝えしましたが、実はもう一つ大きな役割を持っているのです。
それは
『水と油を馴染みやすくする』
役割です。
昨日のブログ内で水と紙をなじませる実験を行ないましたが、実際は界面活性剤を吹きかけなくてもしばらくすると自然に水は紙に吸い込まれていきます。
しかし、水と油はたとえ何時間放置したとしても混ざり合うことはありません。今日も昨日同様、実際に実験したものを写真付きでみなさんにわかりやすくご説明したいと思います。
まず、この写真はペットボトルに食紅で色をつけた水を入れた写真です。
写真①

次にこのペットボトルに油を入れてみます(わかりにくいですよね・・・撮影がヘタでスミマセン
)。
写真②

このように水と油は完全に分離しており、かき混ぜても油が少し泡立つだけですぐに次の写真③のように別れてしまいます。
写真③

ここに “ヤシの実洗剤” を入れてみます。
写真④

写真⑤

まだ変化は見られませんね。
少しかき混ぜてみると・・・
写真⑥

油は無数の泡状になり、水も濁ってきたように見えますね。
写真⑦

だいぶ水と油が混ざってきていますね。
写真⑧

完全に混ざり、まるでトロピカルジュースのような感じになってしまいました・・・
このように水と油をなじみやすくするのが界面活性剤が持っているチカラなのです


前回・今回と2回に分けて界面活性剤についてお話ししましたが
表面張力を低下させなじみやすくする+水と油をなじませる=洗剤???
と明確にイメージするのはちょっと難しいか、と思います。
では上記の油を 油汚れ と置き換えてみて下さい。
・油汚れに水をかけても全く反応しない状態 ・・・・ 写真②&写真③
・洗剤(界面活性剤)を使用すると水と油汚れとの
境目に界面活性剤が作用しようとしている状態・・・ 写真⑤
・界面活性剤が油汚れの中にどんどん浸透し油汚れ
を水の中に溶け込ませようとしている状態 ・・・・ 写真⑥&⑦
・完全に油汚れが水の中に分散された状態 ・・・・・ 写真⑧
このように界面活性剤を使用して素材から汚れを離すことを私たちは『洗剤を使って洗う』と呼んでいるのです。
尚、アルカリ性や酸性の洗剤、塩素系の洗剤は界面活性剤とは違った働きを持っています。
少々長くなりましたので今日はこのへんで
ハウスクリーニングの学校 クリーンマスター養成スクール のサイトは
http://www.daiko-bs.co.jp/school/index.html
『界面活性剤』
について少し深く掘り下げてお話ししたいと思います

昨日のブログで
「界面活性剤とは2つの物質の界面に作用し、表面張力を低下させる液体のことをいう」
とお伝えしましたが、実はもう一つ大きな役割を持っているのです。
それは
『水と油を馴染みやすくする』
役割です。
昨日のブログ内で水と紙をなじませる実験を行ないましたが、実際は界面活性剤を吹きかけなくてもしばらくすると自然に水は紙に吸い込まれていきます。
しかし、水と油はたとえ何時間放置したとしても混ざり合うことはありません。今日も昨日同様、実際に実験したものを写真付きでみなさんにわかりやすくご説明したいと思います。
まず、この写真はペットボトルに食紅で色をつけた水を入れた写真です。
写真①

次にこのペットボトルに油を入れてみます(わかりにくいですよね・・・撮影がヘタでスミマセン

写真②

このように水と油は完全に分離しており、かき混ぜても油が少し泡立つだけですぐに次の写真③のように別れてしまいます。
写真③

ここに “ヤシの実洗剤” を入れてみます。
写真④

写真⑤

まだ変化は見られませんね。
少しかき混ぜてみると・・・
写真⑥

油は無数の泡状になり、水も濁ってきたように見えますね。
写真⑦

だいぶ水と油が混ざってきていますね。
写真⑧

完全に混ざり、まるでトロピカルジュースのような感じになってしまいました・・・

このように水と油をなじみやすくするのが界面活性剤が持っているチカラなのです



前回・今回と2回に分けて界面活性剤についてお話ししましたが
表面張力を低下させなじみやすくする+水と油をなじませる=洗剤???
と明確にイメージするのはちょっと難しいか、と思います。
では上記の油を 油汚れ と置き換えてみて下さい。
・油汚れに水をかけても全く反応しない状態 ・・・・ 写真②&写真③
・洗剤(界面活性剤)を使用すると水と油汚れとの
境目に界面活性剤が作用しようとしている状態・・・ 写真⑤
・界面活性剤が油汚れの中にどんどん浸透し油汚れ
を水の中に溶け込ませようとしている状態 ・・・・ 写真⑥&⑦
・完全に油汚れが水の中に分散された状態 ・・・・・ 写真⑧
このように界面活性剤を使用して素材から汚れを離すことを私たちは『洗剤を使って洗う』と呼んでいるのです。
尚、アルカリ性や酸性の洗剤、塩素系の洗剤は界面活性剤とは違った働きを持っています。
少々長くなりましたので今日はこのへんで

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