ハウスクリーニングの難しい部分
- 2015/01/14
- 11:40
スクールの理論講習では、汚れを分類分けしそれぞれの対処方法を説明しているのですが、なかなか言葉で説明しただけではわかりにくい部分もあると思いますので、現場で遭遇した対処に注意が必要なものをいくつかピックアップしました

まずわかりやすい例から・・・

レンジフードフィルターの塗装ハゲ・めくれです★
もう指でこすっただでもズルっとなる状態ですので、どのように注意しても更なる塗装メクレは免れません

このような場合は、施工云々ではなくお客様に対しての事前説明が全てと言えるでしょう!

次は浴室タイル目地のカビ!
洗剤のパワーを引き出す2つの方法は講習でお伝えしていますが、この目地に発生するカビはそれでも完全除去が難しい場合があります

このような場合にもお客様への事前説明は必須と言えます!

これは、作業限界ではなく、施工時に注意すべきパターン!
わかりにくいですが、床の排水口周辺と浴槽側の色が黒っぽくなっているのがわかりますか?
床タイルの色が取れているのですが、この床では強い摩擦は厳禁! 色が抜けてしまう場合があります・・・・
汚れは除去したいが擦ると色が抜けてしまう・・・除去方法も数パターン持っている必要が出てきますね


こちらは棚の表面にあるシミです。
シミ抜きはお掃除の中でも特に難しい分野なので、経験数がものをいいます。
使用する洗剤・薬剤の使用方法の把握はもちろん、対象素材の見極め・原材料の把握も必要となります。
お客様は、表面に付着した汚れとシミの区別をせず同じ「汚れ」として認識する方も多いですが、私たちプロは汚れそのものの違い特長をしっかり把握しその対処を的確に行わなければいけません。
汚れとシミと腐食、この見極めは確実にし、お客様への説明を難しい専門用語ではなく砕いた言葉で説明しなければなりません。

ハウスクリーニングを簡単でレベルの低いもの、と思う人もいるかもしれませんが、突き詰めればとても奥の深いものです。
自分の手で部屋をどれだけ新品同様にキレイにできるか?
とても面白いと思いませんか?

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