クリーンマスター養成スクールの基本的な考え方

今回は、クリーンマスター養成スクールの基本的な考え方についてお伝えします。

どんなことを教えてくれるの？
どこまで教えてくれるの？

といった皆様の疑問にも少しはお答えできるものかもしれません。


まず、プロとしてお掃除を行っていくには、ただ汚れが取れれば良いという訳にはいきません。


汚れを取ること以上に、素材に傷をつけないことが重要です。

傷やシミをつくらず、どれだけ汚れのみを除去できるか？　が腕の違いになるのです。

この基本的なことを徹底できていないプロも少なくないのも事実です。


では、まず何を考えていくべきなのでしょうか？






上記左側の内容は、汚れという「敵」を知り、洗剤・スポンジといった「武器」を選定・使用する為の最も基本的かつ大切なものです。


①除去すべき汚れが、油脂汚れなのか？石鹸カスなのか？水垢なのか？また、それぞれの特徴・性質はどんなものなのか？

②例えば同じ油汚れでも、ベタっと薄く表面上に付着している時と、経年や熱により炭化しかけている油では除去方法が変わりま　す

③汚れが付いている対象物が、アルミなのか？ステンレス・木・樹脂・大理石・ガラスなのか？によって使用可能な洗剤・パットが
　変わります


上記の事柄は常に意識しておかなければなりません。




では次に、

汚れがどんな箇所にどのように付着しているか？がわかれば、適切な洗剤を選び出す作業に入ります。

写真右側の内容が一つの指針となります。


汚れにはアルカリ性や酸性の汚れが存在します。


・アルカリ性の汚れの代表的なものは「水垢」
・酸性の汚れの代表は「油脂汚れ」　


これらの汚れを分解するのに「中和」という化学反応を利用します。


アルカリ性の汚れには酸性洗浄剤（洗剤）を、逆に酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使用するというわけです。


このように、除去すべき汚れを知ることから始まり、一つ一つ理論建てて正解を導き出していく作業がハウスクリーニングなのです。


クリーンマスター養成スクールでは、１日目の理論講習でこれらのことをよりわかりやすく説明していきます。

それでは続きは次回お伝えしたいと思います。







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