レンジフード施工失敗例
- 2011/08/09
- 13:49
おはようございます。今日も昨日同様私当スクールの講師でありますNが
当スクールの卒業生であるAさん(仮称)が卒業後すぐに起こしてしまった作業時の失敗と
その後の処理についてのご紹介をしてみたいと思います。
Aさんからは
「今後の卒業生の為になるなら」
とこちらの申し出を快く受けて頂きましたので掲載したいと思います。
まず下記の写真をご覧下さい。


光の加減を変えて撮影していますがレンジフードの側面に白いシミが何本も垂れているのがわかるかと思います。
厄介なことにこのシミは作業当日には何ともなく翌日にシミとして出てきたようです。
では何故このようなことが発生したのでしょう???
結果の前にまずは 『レンジフードのクリーニング方法』 から簡単にご説明致します。
レンジフード分解クリーニングでは
“取り外しできる部分は分解した上で個々のパーツを個別にクリーニング”
していくのですがそのパーツの1つに調理中の煙を受ける【フード】があります。このフード部分はクリーニング時には洗いやすいように床の上に下して作業します(
床にはキチンと養生してからフードを置きます
基本ですね)
そしてフードのオモテ面とウラ面を洗剤とスポンジなどで順にクリーニングするのですが今回の失敗は
このウラ面(シミができた反対側)をクリーニングした時
に発生しました。ウラ面は調理中の油や煙を直接受ける部分なので比較的油汚れがひどく付着しておりAさんは弱アルカリ性洗剤では除去できないと判断しアルカリ性の強い洗剤を使用したのです。その際、洗剤をフードへ直接吹きかけてスポンジで優しくこすって油を取り除きました。
次にオモテ面に移ったのですがこの時、洗剤が垂れていることに気づきすぐに拭き取ったそうです。
オモテ面の油汚れは軽度だったので弱アルカリ性で対応しました。その後、他のパーツをクリーニングし問題ないことを確認したうえで組み立てを行ない完了しました。
ではこの一連の流れの中でどこに問題があったのでしょうか


1つめは
『洗剤を直接フードに吹きかけたこと』
です。直接吹きかけたことで洗剤が側面を越えてオモテ面に垂れてしまったこと、目線が離れてしまったことで垂れていることにすぐ気付けなかったのです
当スクールではレンジフードクリーニングの基本として【洗剤を素材に直接吹きかけない】よう実習を行ないます。Aさんもそのことを覚えていたのですがついうっかりやってしまった、との事でした。
2つめは
『そもそもアルカリ性の強い洗剤を使用する必要があったのか

』
です。レンジフードなどの焼付塗装部分のクリーニングでは塗装ハゲやシミが発生しやすく今回の様にアルカリ性の強い洗剤の使用はできる限り控えるようスクールでは実習しているのですがAさんによると比較的新しいレンジフードだったので大丈夫だろう、と思ったとの事です。弱い洗剤でもちょっとの手間と少しの時間をかけるだけで十分対応可能な場合が実は多いのです
今回のケースは失敗事例の中でも基本中の基本のような失敗です。
クリーンマスター養成スクールではこのような失敗の危険性を限りなく少なくしたクリーニング方法を実習していますので卒業生自身のスタイルを確立できるまでは基本に忠実に作業を行なうようにしましょう。
ハウスクリーニングの学校 クリーンマスター養成スクール はこちら
http://www.daiko-bs.co.jp/school/index.html
当スクールの卒業生であるAさん(仮称)が卒業後すぐに起こしてしまった作業時の失敗と
その後の処理についてのご紹介をしてみたいと思います。
Aさんからは
「今後の卒業生の為になるなら」
とこちらの申し出を快く受けて頂きましたので掲載したいと思います。
まず下記の写真をご覧下さい。


光の加減を変えて撮影していますがレンジフードの側面に白いシミが何本も垂れているのがわかるかと思います。
厄介なことにこのシミは作業当日には何ともなく翌日にシミとして出てきたようです。
では何故このようなことが発生したのでしょう???
結果の前にまずは 『レンジフードのクリーニング方法』 から簡単にご説明致します。
レンジフード分解クリーニングでは
“取り外しできる部分は分解した上で個々のパーツを個別にクリーニング”
していくのですがそのパーツの1つに調理中の煙を受ける【フード】があります。このフード部分はクリーニング時には洗いやすいように床の上に下して作業します(


そしてフードのオモテ面とウラ面を洗剤とスポンジなどで順にクリーニングするのですが今回の失敗は
このウラ面(シミができた反対側)をクリーニングした時
に発生しました。ウラ面は調理中の油や煙を直接受ける部分なので比較的油汚れがひどく付着しておりAさんは弱アルカリ性洗剤では除去できないと判断しアルカリ性の強い洗剤を使用したのです。その際、洗剤をフードへ直接吹きかけてスポンジで優しくこすって油を取り除きました。
次にオモテ面に移ったのですがこの時、洗剤が垂れていることに気づきすぐに拭き取ったそうです。
オモテ面の油汚れは軽度だったので弱アルカリ性で対応しました。その後、他のパーツをクリーニングし問題ないことを確認したうえで組み立てを行ない完了しました。
ではこの一連の流れの中でどこに問題があったのでしょうか



1つめは
『洗剤を直接フードに吹きかけたこと』
です。直接吹きかけたことで洗剤が側面を越えてオモテ面に垂れてしまったこと、目線が離れてしまったことで垂れていることにすぐ気付けなかったのです

2つめは
『そもそもアルカリ性の強い洗剤を使用する必要があったのか



です。レンジフードなどの焼付塗装部分のクリーニングでは塗装ハゲやシミが発生しやすく今回の様にアルカリ性の強い洗剤の使用はできる限り控えるようスクールでは実習しているのですがAさんによると比較的新しいレンジフードだったので大丈夫だろう、と思ったとの事です。弱い洗剤でもちょっとの手間と少しの時間をかけるだけで十分対応可能な場合が実は多いのです

今回のケースは失敗事例の中でも基本中の基本のような失敗です。
クリーンマスター養成スクールではこのような失敗の危険性を限りなく少なくしたクリーニング方法を実習していますので卒業生自身のスタイルを確立できるまでは基本に忠実に作業を行なうようにしましょう。
ハウスクリーニングの学校 クリーンマスター養成スクール はこちら
http://www.daiko-bs.co.jp/school/index.html
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