結露について
- 2012/02/23
- 09:46
おはようございます。当スクール講師のNです。
今日は今までとはちょっと趣を変えて
『結露』
についてお話しをしてみたいと思います
よく北側の部屋には結露が発生しやすい、なんて言葉を耳にしますが実際、どうなんでしょうか???
一口に『結露』と書いてしまうと何か特別なものと考えてしまいがちですが、まず先に結論からお話ししますと結露とはすなわち『水』なんです。
「わかりきったことを言うんじゃない

」
と怒られてしまいそうですが逆に「水」の話しをすることで「結露」の意味もわかりやすくなるのではないか、と思います。
では、空気中に含まれる水蒸気の量からご説明していきたいと思います。
まず初めに下の表をご覧下さい。

これは空気の温度とその温度で空気が含むことができる水蒸気(水)の絶対量を示す表です。
図のように、空気は温度が高いほど多量の水蒸気を含み、温度が低くなると少ししか含むことができない性質を持っています。
例えば、20℃の空気は17.2g/㎥の水蒸気しか含みませんが40℃の空気には51.1g/㎥の水蒸気を含むことができるのです。これを
「飽和水蒸気量」
と呼んでいます。
空気はその温度の飽和水蒸気量より多い水蒸気を含むことができない、という事柄を踏まえて実際の生活での例を考えていきましょう。
例えば、ちょうど今時期の2月の夜、部屋には当然(
)暖房がかかっていますよね。
でこの時室温は25℃とします。この時の飽和水蒸気量は上の図の通り
22.8g/㎥
です。
仮に湿度を70%と仮定すると空気中に含まれている水蒸気の量は
23g/㎥×0.7=16.1g/㎥
となります。
この空気が外気の入りやすいガラス窓や日中太陽の当たっていない北側の壁に当たると急激に冷やされ、外気に近い温度まで下がってしまいます。仮に5℃まで下がったとすると飽和水蒸気の量は上の図に当てはめると
6.8g/㎥
になります。とすると空気中に含まれている水蒸気の量=16.1g/㎥ から6.8g/㎥を引いた
9.3g/㎥
が余った水蒸気でありそれが「水」となってガラス面や北側の壁などに表れてくるのです。
ですので結論としては初めに述べたとおり
空気中の余った水蒸気(水)=「結露」
なのです。
今日はここまでで。
ハウスクリーニングの学校 クリーンマスター養成スクール のサイトは
http://www.daiko-bs.co.jp/school/index.html
今日は今までとはちょっと趣を変えて
『結露』
についてお話しをしてみたいと思います

よく北側の部屋には結露が発生しやすい、なんて言葉を耳にしますが実際、どうなんでしょうか???
一口に『結露』と書いてしまうと何か特別なものと考えてしまいがちですが、まず先に結論からお話ししますと結露とはすなわち『水』なんです。
「わかりきったことを言うんじゃない



と怒られてしまいそうですが逆に「水」の話しをすることで「結露」の意味もわかりやすくなるのではないか、と思います。
では、空気中に含まれる水蒸気の量からご説明していきたいと思います。
まず初めに下の表をご覧下さい。

これは空気の温度とその温度で空気が含むことができる水蒸気(水)の絶対量を示す表です。
図のように、空気は温度が高いほど多量の水蒸気を含み、温度が低くなると少ししか含むことができない性質を持っています。
例えば、20℃の空気は17.2g/㎥の水蒸気しか含みませんが40℃の空気には51.1g/㎥の水蒸気を含むことができるのです。これを
「飽和水蒸気量」
と呼んでいます。
空気はその温度の飽和水蒸気量より多い水蒸気を含むことができない、という事柄を踏まえて実際の生活での例を考えていきましょう。
例えば、ちょうど今時期の2月の夜、部屋には当然(


でこの時室温は25℃とします。この時の飽和水蒸気量は上の図の通り
22.8g/㎥
です。
仮に湿度を70%と仮定すると空気中に含まれている水蒸気の量は
23g/㎥×0.7=16.1g/㎥
となります。
この空気が外気の入りやすいガラス窓や日中太陽の当たっていない北側の壁に当たると急激に冷やされ、外気に近い温度まで下がってしまいます。仮に5℃まで下がったとすると飽和水蒸気の量は上の図に当てはめると
6.8g/㎥
になります。とすると空気中に含まれている水蒸気の量=16.1g/㎥ から6.8g/㎥を引いた
9.3g/㎥
が余った水蒸気でありそれが「水」となってガラス面や北側の壁などに表れてくるのです。
ですので結論としては初めに述べたとおり
空気中の余った水蒸気(水)=「結露」
なのです。
今日はここまでで。
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